2005年06月23日

時計の機能について

コンプリケーション(複雑機構)
   
 ここに上げる機能をもった時計は、コンプリケーションウォッチと呼ばれ、100万円以上の値段のものがほとんどです。(中には億のものも・・・)それほどに、複雑な機構であり、それを製作するのにも、物凄い技術が必要な機能です。

 永久カレンダー
    
 その名の通り、大の月でも小の月でもカレンダーの日付を自動で合わせてくれる機構です。(例えば2月なら28日の次が1日になる。)そして、一般には閏年の29日にも対応した時計を永久カレンダー搭載と呼んでいるようです。(ただし、100年に1度(次は2100年)閏年にならない年があるので、その時には調整が必要。でも、それさえも計算にいれている(!?)時計もあります。最近のものは次の調整が西暦2400年(!)誰が調整するんだろう?

 ミニッツリピーター
  
 現在の時間をチャイムの音で聞いて、知るための機構です。非常に高度な技術が必要で値段も1000万円以上するものがほとんどです。最初に時間が鳴り、次に15分単位のチャイム、そして分単位のチャイムが鳴ります。(2時48分なら、キン、キン、キチャン、キチャン、キチャンチャン、チャン、チャンといった感じです。) 

 スプリットセコンド・クロノグラフ
  
 クロノグラフとは、時計の機能の他にストップウォッチの機能を持った時計の事ですが、スプリットセコンド・クロノグラフはさらに、二つの時間を同時にストップウォッチで計測する事のできる時計です。つまり、ストップウォッチの秒針が2本あり、計測を開始するとその2本は同時に動きはじめます。そこで、第3のボタンを押すと、上の秒針だけが止まり、下の秒針は動き続けます。もう一度第3のボタンを押すと、さっき止まった秒針は、前をいく秒針に追い付きまた計測をはじめます。簡単にいえば、レースなどで1着と2着のタイムを測ることができる機能なのですが、普通の人はほとんど使うことのない機能だと思います。

 トゥールビヨン
  
 かの天才時計士『アブラハム・ルイ・ブレゲ』 の発明した機構で、機械式の時計の弱点である重力の「テンプ」(機械式時計の時間を測る髭ゼンマイの入っている部分)の動きに与える影響をなくすため、「テンプ」自体を回転させてしまうという機構です。発想自体はコロンブスの卵的発想で、聞いて見れば何てことはないのですが、時計の心臓部自体を回転させるのですから、その技術は非常に高度で、組み上げることのできる人間が、世界に10数人しかいないとさえ言われています。私も動いている『トゥールビヨン』はまだ見たことがありません。

 レトログレード(ジャンピング・アワー)
 
 普通の時計は、すべての針が1回転することによって時間を刻んでますが、この機構を持った時計 はある所まで針が行くと、突然針が0の位置まで戻ってきてしまうという機能です。この機能を分 針に持った時計を「ジャンピングアワー」と呼び、それ以外を『レトログレード』または、「フライ・バック」と呼びます。最近では、日付や曜日などに使われた場合が『レトログレード』、クロノグラフの秒針に使われた場合が「フライ・バック」と呼び分けられているようです。

 パワーリザーブ
  
 本来、パワーリザーブとはゼンマイの巻き量を示すものですが、ここではその巻き量を針で表示す る機構のことを差します。つまり、40時間の巻き量のある時計が現在何時間分巻かれているか、わかる機能のことです。元々は止まってしまいやすい手巻きの時計に付いていたものですが、最近で は自動巻きの時計にも多く搭載されています。個人的には、このページの機能の中で一番便利 な機能ではないかと思います。

 ムーン・フェイズ
  
 その名の通り、29日周期で変わる月の満ち欠けを文字盤上に表わす機能です。この機能は見ためは非常によいのですが、止めてしまった場合(機械式時計では良くあることです)などには調べて設 定するのが面倒なので、適当な位置で動かしている方を時々見かけます。
posted by スプリングドライブ at 19:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 腕時計入門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: トゥールビヨン (時計)トゥールビヨン(tourbillon)とは、機械式時計に搭載される機構の一つで、時計の姿勢差を克服するために発明された特殊な脱進器(エスケープメント)のことである。「ツールビロ...
Weblog: 『時計』Mania
Tracked: 2007-10-02 10:03
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